![ひと味違う丹波黒_大豆の大きさ](/wp-content/uploads/2015/10/87d25a84677a3bb61d5246df2f750e6b.jpg)
丹波黒の特長は、まずその大きさです。大豆の大きさは、百粒の重さ(百粒重)で比較しますが、一般の大豆が百粒重30グラム程度であるのに比べ、丹波黒は80~90グラムと世界でも類のない大粒です。煮ても皮が破れにくく、よく膨らみ、漆黒の色つやと広がる芳香、そのもちもちした食感により極上の食味となります。
その大きさや姿形の美しさ、美味しさから最近では洋菓子など様々なお菓子にも用途が広がってきています。またポリフェノールやイソフラボン等の成分が含まれることから、健康に対する機能性の面からも注目されています。
畑のブラック・ダイヤモンド
![丹波黒畑のブラック・ダイヤモンド_定植](http://moshinou.com/wp-content/uploads/2015/10/c2da0ead9e50762fd912434a31ec43b2.jpg)
丹波黒の定植は4月から。その後夏を経て、枝豆としては10月が一般的な収穫時期となります。そのうち最も風味が良い状態で収穫できるのはわずか2週間のみ。この時期の枝豆は一般に出回っている枝豆とは一味違い、特有の深い甘味とコク、風味、もちもちとした食感と旨みが特徴です。
![丹波黒_ブラック・ダイヤモンド1](http://moshinou.com/wp-content/uploads/2015/10/a22a6dd2bd0ecce7e5f64c503a5e3f44.jpg)
また収穫期間が約2週間と短いことから販売期間も限られるため市場の流通も少なく、一部の食通の間では「畑のブラックダイヤモンド」と呼ばれ、稀少な秋の味覚として珍重されています。
![丹波黒_ブラック・ダイヤモンド2](http://moshinou.com/wp-content/uploads/2015/10/90e51eeb4ed60f362d7b32cfb427b403.jpg)
「畑のブラックダイヤモンド」と呼ばれるもう一つのゆえんは、その見た目です。 丹波黒の枝豆は黒大豆が成熟して黒豆になる前の若いものを収穫します。当然サヤの中も黒くなる前の状態のため、サヤの中の薄皮がうっすらと黒みを帯びています。丹波黒を初めてみる人は黒い薄皮を見て腐っているとよく誤解されますが、じつはこの、一見腐ったような色味の薄皮にこそ、黒豆特有の深い甘味とコクが凝縮されているのです。
![丹波黒_ブラック・ダイヤモンド3](/wp-content/uploads/2015/10/yakiedamame.jpg)
良質な丹波黒の見分け方
丹波黒枝豆は枝やサヤがやや茶色がかってから収穫するのが味・食感とも一番おいしい旬です。青々とした夏の枝豆とは見た目が少し違い、茶色く変色したり、斑点が出てたり、傷や虫食いのような跡があったり、見た目はあまりきれいではありませんが、これが丹波黒枝豆ならではのおいしい“見た目”です。
![丹波黒_良質な丹波黒の見分け方―画像](/wp-content/uploads/2015/10/ryoushitsunatanbaguro.jpg)
おいしい丹波黒は、「黒ひげ」のつき方でおおよその見分けがつきます。 枝豆として栽培されているものは大きく分けて3種類あり、種皮やサヤのうぶ毛の色の違いから、「白毛豆(青豆)」「茶豆」「黒豆」に区別されます。丹波黒はこのうち「黒豆」に属し、サヤにつくうぶ毛が黒いのが特徴です。この黒いうぶ毛を生産者の間では「黒ひげ」などと呼び、黒ひげが濃いほど実の成りや味が良いといわれています。